この写真ブログを始めるまで、AVIFという言葉を聞いたことがなかった。2.39:1という比率が映画の画面の形を表していることも知らなかった。サイトを軽く保ったまま、写真をきれいに見てもらう方法を調べていくうちに、出会ったものたちだ。

写真はiPhoneのRAWで撮っている。RAWはセンサーが受け取った光をほぼそのまま記録したデータで、色や明るさの調整が後から行いやすいらしい。

RAW写真をアプリで整えてから、横長に切り出して出力した。映画の画面に見えるように2.39:1に切り出したかったが、パソコンの純正アプリは小数点が扱えなかったため、239:100で切り出した。

出力時の形式はTIFF、「16ビット」にチェックを入れ、カラープロファイルはDisplay P3を選んだ。

TIFFは、画質を落とさずに保存できる形式のようだ。写真アプリが書き出せる形式のなかで、劣化がなく、しかも16ビットで書き出せるのはTIFFだけだった。ただしファイルは、一枚で数十MBにもなる。

ウェブで写真を見せるとき、長いあいだ使われてきたのはJPEGだった。しかし、今はAVIFが広まりつつあるようだ。 AVIFとは、2019年に登場した新しい画像形式で、AV1という動画の圧縮技術が元になっている。

AVIFにはJPEGにない良さがいくつかある。まず、同じ見た目ならファイルがずっと小さい。次に、色のグラデーションを細かく記録できる。JPEGは色を各256段階(8ビット)で表すが、AVIFは1024段階(10ビット)で表せる。10ビットなら、空のグラデーションの美しさを保ったまま、ファイルを小さく圧縮できる。

TIFFからAVIFへの変換スクリプトは、Claude Codeに書いてもらった。変換すると、たとえば72MBのTIFFが、およそ360KBになる。

AVIFも、2.39:1も、このブログを始めなければ知ることは無かったと思う。